芦屋の名士がこぞって参拝!パワースポット
今流行しているパワースポット巡り。そんなパワースポットが芦屋にも!?
今回は阪急芦屋川駅からスタートし、芦屋神社を経て戻ってくるまでの街並みをご紹介します。
阪急芦屋川駅~開森橋
駅の北側に出て駅前広場を北上していきます。
階段を上がった先に見える白石は創業100年を超える定食屋さん。平打ち麺の関西風うどんとトロトロ卵の親子丼が人気です。
数軒西にはそうさくてっぱん樹々があります。神戸牛をメインに厳選食材を使った極上の鉄板焼きを楽しめるお店。
東側の通りに出て北上すると、ヨドコウ迎賓館が見えてきました。こちらは後ほど少しご紹介します。
開森橋に着きました。ここから見る芦屋川の景色が「THE 芦屋の景色」と言えるのではないでしょうか。
橋を東に向かって渡ります。
参道看板~芦屋神社
大きい参道の看板が見えましたね。ここから東に向かいます。
芦屋らしい重厚感のあるマンションが並びます。住宅街で目印は特にありませんが東へ東へ進んでいきましょう。
神社の看板がありました。車は左へ、徒歩は右に進みます。
いきなりの坂道ですが頑張って上りましょう!傾斜のキツイ坂が続きますので歩きやすい靴で向かうのが本当にオススメです。
ただ合間に見える高台からの芦屋の景色は絶景です。せっかくなので眺めながら楽しんじゃいましょう!住宅街を進んでいくと鳥居が見えてきました。
芦屋神社は見どころいっぱい!
芦屋神社に到着しました。豊かな自然に囲まれ、阪神六景のひとつにも選ばれている芦屋神社。
多くの神様が祭られているので、参拝後に境内内を少し歩いてみます。
この日は本殿・社務所の東側にある客殿前の紅葉がとってもきれいでした。
国石、糸魚川産の翡翠で作られた芦屋神牛(かみうし)があります。こちらは世界最古の宝石として縄文時代より霊力の象徴として珍重されてきたのだそう。
芦屋市指定文化財にもなっている芦屋神社境内古墳。横穴式石室が完存する古墳です。百人一首にも選ばれている、古の歌人猿丸太夫(さるまるだゆう)のお墓もあります。
まさにパワースポットの名に相応しく貴重な建造物に溢れていますね。
芦屋のパワースポットに並ぶ名前がすごい
神社を囲む玉垣には神社に寄進した人や会社名が刻まれていますが、芦屋神社はこれがすごいんです。
お名前で検索すると7割、地元の名士や大小ありますが会社の会長や社長の名前としてヒットします。
現在ご迷惑のかからない、昭和平成の時代の名士をお名前ではなく社名で紹介します。
名の通っている会社だけでも日本ペイント、ネッツトヨタ大阪、ニコニコのり、竹中工務店、大関化学、ヤンマー、イカリソース、エーデルワイス(アンテノール・ルビアンなどの)、東洋紡、象印、剣菱、ダイキン、住友銀行、住友金属工業、そしてアンリシャルパンティエ蟻田さん、ダイエー中内さん。新しく建った客殿の両脇には左に江崎グリコ栄養食品、右にUCC上島珈琲と、お寺の仁王像のように鎮座しています。
面白いところでは元大阪証券取引所社長で北浜の風雲児と呼ばれた方や、インデアンカレー考案者の芦屋マダムの名もあります。これだけの方々が、主に芦屋にお住まいだったという縁で寄進をされています。
お参りしたら自分もお金持ちになるかも?という気分になってきます。
ライト坂~ヨドコウ迎賓館
芦屋神社巡りは終了です。元来た道を戻ってもいいのですが、せっかくなら寄り道して阪急芦屋川まで帰りましょう。
今度は西に向かってひたすら歩いていきます。坂を上がり下がりしながら進むとライト坂にあたります。
最大で約14%の勾配があるというライト坂。足にかなりの負荷を感じながら下っていきます。
下り始めすぐのところにある芦屋バナナは最高級の牛乳とバナナで作った究極のバナナジュースとして大人気!
そして右側に見えるのが、建築家フランク・ロイド・ライト設計のヨドコウ迎賓館の入り口です。
ライト坂の名の由来となっていて、歴史と文化が息づくこの通りにぴったりですね。撮影時は残念ながら閉館日でした。
開森橋まで戻ってきました。川沿いの木々がだいぶ遅めの紅葉していました。銀杏の木が西日を浴びて神々しかったです。
今回のコラムは1月1日から始まる『芦屋睦の宮詣で』で芦屋神社を参拝される際の参考にぜひしてみてくださいね~。
〈ライター 北島志保 杉本せつこ〉