ワンちゃんも習い事！芦屋のドッグダンス教室

ワンちゃんを飼っていると、子犬の時期のしつけや老犬になった時の介護などに、悩まれることも多いのではないでしょうか。
今回はそんなお悩みに寄り添う「Total Pet Care Kabs（トータルペットケアカブス）」をご紹介します。

Total Pet Care Kabs（トータルペットケア カブス）

いぬの幼稚園

津知公園北側の2号線沿いにある「Total Pet Care Kabs」は2022年4月にオープンしました。
代表の松浦結さんは動物専門学校に入学したものの、どんな問題を抱える犬でも対応出来るトレーナーになりたいと途中退学し、警察犬の訓練所で訓練士として修業されたそう。
その後、ペットの介護専門の「芦屋バティーズ」にて訪問ケア、ペットシッターの責任者として10年間現場でのケアに従事し、犬の精神的な落ち着きやメンタルケアの重要性、犬の健康維持の為にボディメンテナンスやボディケアが必要と考え、「Total Pet Care Kabs」を開業。
幼犬からのメンタルケアトレーニングと訪問介護、看護、トータルボディケアを行っています。

「Kabs」は、ペットの幼稚園から訪問介護・デイサービスまで行っています。
幼稚園生は、いわゆるしつけ教室の他に、ダンス教室や筋トレ教室、ドッグスポーツの教室なども受けることができるのだそう。
そんなドッグダンス教室を見学・取材しました。

ワンちゃんのダンス教室

ステージでの立ち位置を確認

この日はダンスの上級コースレッスン日で、毎年12月に行っている発表会に向けてのレッスンでした。
ダンスには初級コースもあり、そちらからクラスアップしてきたワンちゃんと飼い主さんだったので、基本的なコマンド（動作の指示）がある程度はできる優秀なコンビです。

ダンスの決めポーズ！

クリスマスソングに合わせて、飼い主さんがポーズやジャンプの指示を出します。
できるとおやつをあげて褒めて、遅れてしまう動きはトレーナーさんから指示の出し方のコツを教わると、どんどんワンちゃんが指示通りにできるようになっていきます。
休憩もはさみつつ１時間のレッスンにワンちゃんたちが集中力を欠くことなくダンスを楽しんでいて、その姿は思わず「賢い！可愛い！」と声に出してしまうほど。

飼い主さんの足をジャンプする振付

飼い主さんの左につく指示を実行中

代表の松浦結さんにこのダンス教室のメリットをお聞きすると、
「ダンスはコマンドの連続なので、集中力が必要です。ダンスを通じて集中し、飼い主さんが何をしてほしいのか犬が理解できるようになると、言葉が通じているように感じるんですよ。問題行動の改善にもつながるんです」とのこと。
犬種によっては骨格や性格の違いで、苦手なポーズや動作もあるそう。そんな苦手を克服しながら喜ぶ姿に、飼い主さんとワンちゃんの信頼関係が見えました。

練習後はみんなで集合写真

高齢犬も一緒にようちえん

いぬの幼稚園も見学しました。十数頭のワンちゃんがいましたが、誰も吠えることがなかったのが印象的でした。
こちらではわんちゃんの訪問介護や介護度の高いわんちゃんもお預かりもしていて、そのためにスタッフが多め。この日も認知症のワンちゃんが、デイサービスに来ていました。
ようちえんは幼犬以外も参加していて、高齢犬が一緒にいることで、いい効果があるのだそう。若い犬といることで動きが増えたり散歩に行きたがったり　昼夜逆転生活が元に戻ったり。
「ボディケアも行っていて、背中が丸くなって寝たきりだったワンちゃんも、背筋もまっすぐになってきたんですよ」と松浦さん。

いつもお揃いの服という飼い主さん

高齢のワンちゃんも一緒にようちえん

優しい蒸気で動物の気持ちいい温度で体を温める「びわの葉温灸」は腎臓の悪い猫ちゃんにもおすすめだそう。筆者も腎臓病の猫の介護、看取りをしたので、その時に行きたかった！

ペットを安心して預けられる場所は誰もが頼りにしたいところ。「kabs」はトータルペットケアの名の通り、赤ちゃんから介護までカバーする心強い味方になってくれそうです。

※ご協力いただきましたワンちゃんたちと飼い主さんの皆様、ありがとうございました。

＜ライター　杉本せつこ＞　

Total Pet Care Kabsトータルペットケア カブス

• 兵庫県芦屋市津知町1-23 (GoogleMap)
• 080-3867-0042
• 9：00～17：00
• 火曜、日曜、祝日