いつものごはんを、もっと楽しく
阪急芦屋川駅より徒歩3分、芦屋山手サンモール商店街の一角にある「うつわ クウ」さん。オープンして18年、器の魅力について取材してきたのでたっぷりご紹介します!
器の専門店として
阪急芦屋川駅より徒歩3分、芦屋山手サンモール商店街の一角にお店を構えられてから18年。「うつわクウ」さんは、遠方からもお客さんが買いに来られるほどの器の大人気店です。店主の美崎ゆかりさんが有名無名問わず紹介したいと思う作品の数々が店内には並べられています。「器の専門店」として、来店いただいたからにはいい出会いをしていただきたいという思いから価格帯も様々に見どころ盛だくさん!実際に美崎さんが産地や陶器市に赴き、気に入った作家さんと関係を築いたり、独立された作家さんがお店に売り込みに来られるなどの出会いがあるのだそう。
いつものごはんが楽しくなる器
器のセレクトの基準についてお尋ねしたところ、まずは『盛った時にご飯が美味しそうに見えること!』なのだそう。日々使ってほしいので、華美でなく(器の)素材に無理をさせていないことを大切に選んでいますとのことでした。
クウさんのInstagramを拝見していて、なぜ器がこんなにも魅力的に見えるのかを考えたときに、非日常の豪華なご飯ではなく、毎日のいつものご飯を盛るだけで食べることがふと楽しみになるそんな温かい気持ちにさせてくれる器たちだからなんですね。オシャレだけど、背伸びしないリアルな使い手としての投稿は器へのたっぷりの愛情表現に見えます。
器は自然の景色
普段多くの工業製品の中で私たちは生活をしています。土、木、砂などの天然の原料から出来ている作家の器たちは、自然に触れるということ、だから癒されるんです。美崎さんのお話を聞いていると、「自然に癒されたい!」と言ってキャンプや登山など好んで行くことが昨今の流行りですが、何より簡単に自然に親しむ方法に感じます。
「器は自然の景色を映しこんでいて、私たちが今までどこかで見たことのあるものと同じ色合いをしていると思うんです。まるで写真のような」
オープンからの18年間を振り返って
作家さんたちと信頼関係を結び、器が売れた時は喜びを共有し、売れなかったけれど次はもっとこうしたいよねと、ともに試行錯誤するのも楽しい。ずっと楽しい時間でしたと笑顔で話される美崎さんは「好きなもの」をブレることなく大切にし続けてきたカッコイイ女性でした!そんなうつわクウさんの器はこれからも多くの方々を魅了し続けるでしょう。
YouTube「芦屋LIFEニュース!」ではたくさんの器を動画で見ることができます。こちらもご覧ください!
〈ライター 北島志保〉