芦屋の老舗「芦屋軒」「芦屋味楽」がおしゃれに変身・移転OPEN!
芦屋名物「牛肉佃煮」の芦屋軒と、銘菓和菓子の「芦屋味楽」がこの8月に移転オープンしました。以前のお店も古き良き風情のあるお店でしたが、おしゃれに大変身しています。そんな新しい店舗をご紹介します。
創業71年の和菓子店「芦屋 味楽」がおしゃれなビルへ
「芦屋 味楽」は昭和26年創業の老舗和菓子屋さんで、阪急芦屋川駅の北側、西に入ってすぐの山手サンモール商店街の中にありました。
以前のお店も古き良き、昔ながらの風情のあるお店だったのですが、今年の8月8日、阪急芦屋川駅の南側で芦屋川の沿いのビル、パレエレガンスに、移転オープンしました。
移転後のお店はシックな内装に、もともとあった看板や棚、名物の大きな時計がそのまま使われていて、以前と変わらず、おかきやあられ、おせんべいなどが並んでいます。
おすすめのお菓子は「芦屋好み うすやき」です。
あっさりした粒あんを、ゴマ入りの柔らかいお煎餅生地にはさんだ上品なお菓子です。
月のように見える栗がたっぷりの小豆かんに浮かぶ栗かのこ「芦の月」や、わらびもち「二楽庵」もおすすめです。
ちょうどお月見に合わせて、うさぎと月の和三盆のお菓子がありました。
お好きなお菓子を詰め合わせるオートクチュールギフトもできますので、季節に合わせたお菓子を選んで、お土産にしてみてはいかがでしょうか。
「芦屋軒」の牛肉佃煮がかわいい瓶入りに!イートインもスタート♪
「芦屋軒」です。こちらは大正末期創業の神戸ビーフを扱う精肉店で、芦屋名物「牛肉佃煮」が有名です。お店は先ほどの「芦屋 味楽」のお向かいにあったのですが、こちらは芦屋市東山町に移転し、先週8月25日にオープンしたばかりです。
2020年の12月から一時閉店し、1年8か月、ファンがたくさん待っていたオープンということで、プレオープンの日にはお昼過ぎには完売してしまっている人気でした。
こちらのお薦めはもちろん芦屋の名物、「牛肉佃煮」です。今までのパッケージから、持ち手のついた可愛い瓶入りに変身しました。
厳選したお肉を丁寧に仕込んで手炊きしていて、やわらか~い食感に生姜の風味と甘辛さにごはんが進みます。
そして今回、新登場したのは厳選した黒毛和牛の「みすじ」のみを使った「極上牛肉佃煮」です。さらにやわらかくて、かみしめると牛肉の旨味もしっかり感じられる本当に極上の味わいなんです。
週末にはカレーなどの冷凍商品をイートインスペースでいただくこともできます。
駐車場もありますし、近くにはイカリスーパーやグランドフードホールもある立地なので、お買い物の時にぜひ寄ってみてくださいね。
YouTube『芦屋LIFEニュース!』では新しいお店を動画で紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
小説にも登場する老舗
芦屋軒の牛肉佃煮は1970年代の芦屋を舞台にした小説「ミーナの行進」(小川洋子 著・中央公論社)にも出てきます。
主人公の女の子が、和菓子屋さんの向かいにあるお肉屋さんで進物用の牛肉佃煮を買ってくるよう頼まれ、お使いに行く場面があります。
このお話には他にも、ビゴの店やアンリシャルパンティエ、打出の図書館、奥池なども出てきます。主人公が山手中の制服を作った西宮中央商店街の制服店は、筆者も中学・高校の制服を作ったお店だったので、より主人公に共感ができました。気になったらぜひ読んでみてください。
<ライター 杉本せつこ>
芦屋軒東山ガーデン店
- 兵庫県芦屋市東山町3-3 (GoogleMap)
- 0797-22-2981
- 11:00~17:00(売り切れ次第終了)
- 月曜・火曜・水曜、第1木曜・第1金曜
- あり
御菓子司芦屋味楽
- 兵庫県芦屋市松ノ内町4-6
パレエレガンス1F (GoogleMap) - 0797-22-4974
- 10:00-18:00
- 月曜(日曜不定休)
- 無