ヨドコウ迎賓館を見学したら、ランチにカフェにお土産でも芦屋らしさを堪能!
ヨドコウ迎賓館で毎年2月~4月に開催される雛人形展が、今年も2月15日から始まりました。山邑家にゆかりのある雛人形やお道具の数々は、過去の流行や時代を感じることができます。
ヨドコウ迎賓館の中にはミュージアムショップはありますが、レストランやカフェなどは併設されていません。今回は電車や自転車で来られた方向けに、近隣の飲食店や芦屋らしいお土産を買えるお店をご案内したいと思います。
今、注目のヨドコウ迎賓館
ヨドコウ迎賓館は山邑家別邸として1918年(大正7年)に建てられました。アメリカが生んだ近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト設計による国指定重要文化財の建築物です。昨年の夏、ライトが手掛けたアメリカの8作品がユネスコの世界文化遺産に登録されました。ヨドコウ迎賓館も将来の追加登録を目指す作品のひとつに挙げられており、注目が集まっています。
ヨドコウ迎賓館は急な坂を上った高台にあるので、自転車の場合は阪急芦屋川駅東側の有料(1日100円)駐輪場がおすすめです。北出口から出て芦屋川を渡った場所の係員に声をかけましょう。場所も指示してくれます。そこからまっすぐにヨドコウ迎賓館に向かえますよ。雛人形展の期間は通常と開館日が違うので、公式ページでチェックしておきましょう。
ランチ、カフェでひとやすみ♪
せっかくの芦屋!ちょっといいランチを、と思ったら駅から芦屋川を南へ徒歩5分ほどの寿司の「波沙鮓」へ。落ち着いた空間で創業350年の老舗「すし萬」のカジュアルモダンな一品を味わうことができます。
同じ建物には可愛い輸入雑貨店の「petits pois(プチポワ)」や、後ほど紹介する「洋菓子のダニエル」もあるので、この周辺のファッションビルを見て歩くのもいいですね。
もう少し気軽なお昼ごはんなら、阪急芦屋川駅西側に続く山手サンモール商店街へ。谷崎潤一郎に縁のある場所も多く、昔懐かしさの残るお店が営業を続けています。喫茶店「檸檬樹」、神戸のラガーマン御用達の「三栄」、広東料理「三十番」など。定番のうどんや丼ものなら、少し山手にある100年続く老舗の「白石」で。
トルコ料理「サクルエブ」では本格派トルコ料理が味わえます。「ザ クラッパム イン」ではフィッシュ&チップスでブリティッシュな気分に。
食べながら町散策を
山手サンモール、駅のすぐ横にある「wafla(ワッフラ)」のワッフルはアイスみたいなバー付きなので食べながら歩くのにぴったり。西の方へ徒歩3分、お魚屋さん「魚利」のととッケは揚げてもらうと時間がかかるので、先に行ってお願いしておくのがオススメ。
芦屋川の東側にある揚げパン「パイクとそら」の揚げパンは油っぽくないんです。時間がたってもベタっとせず、サクサク♪揚げパン(あん)は、やわらか~いお餅入り。餡とお餅とパンが絶妙な割合で、さっくりしてもちもち!カフェスペースもあるので、ゆっくりお茶を楽しむこともできます。分かりづらい場所ですが、通路の奥には小さなカフェ「SHOHAN COFFEE(ショハンコーヒー)」もあります。
お土産に芦屋らしさを
山手サンモール商店街なら谷崎が愛した和菓子店「杵屋豊光」の細雪物語や、老舗の「芦屋軒」の牛肉佃煮がおすすめ。ととッケを紹介した「魚利」の芦屋鯛めし「招福 芽出鯛」はご自宅で簡単に作れるお出汁の美味しい鯛めしセット。こちらもおすすめです。
芦屋川沿いに南へ徒歩3分、かわいい建物のパレエレガンスにある「ル・ボヌール」は、お店もショーケースの中もとにかく可愛い!!本場フランスのゼリーもキャラメルもプレゼントに喜ばれます。カフェも併設されているので、こだわりの調度品に囲まれたパリにいる気分に。隣のビル、寿司の波沙鮓もあるチェリービュウ芦屋川の「テラスダニエル」には焼き菓子やケーキが並びます。おすすめは色とりどりのカヌレ。ルクア大阪のお店でも人気です。
駅から南へ2分のチョコレートショップ、「チェリーシー」はシャンパンを使った大人向けのチョコレートが人気。
線路沿いに東へ徒歩10分、「コンディトライ シュターン」でドイツの厳格な基準を満たしたバウムクーヘンを。どれもすべて買って帰りたくなる、芦屋のお土産です。
今後は車で来られた方向けのレストラン、スイーツ特集も予定しています。一度ヨドコウ迎賓館とその周辺グルメを楽しんでみませんか?
<ライター 杉本せつこ>
ヨドコウ迎賓館
- 兵庫県芦屋市山手町3-10 (GoogleMap)
- 0797-38-1720
- 10:00-16:00
土日・水曜祝日開館
団体(30名以上)水曜日開館 - 月・火・木・金
- 無