お酒だけじゃない!美味しい秋祭り「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」
「西宮酒ぐらルネサンスと食フェア」は西宮市が震災復興を願って始めた、秋の新酒を味わうイベントです。日本酒の仕込みが始まる「日本酒の日(10月1日)」にちなみ、毎年10月最初の土日に開催されています。昨年は台風で中止になりましたが、今年はお天気も良く、10月5日(土)・6日(日)に開催されました。お酒だけじゃなく、美味しい屋台もいっぱい!毎年欠かさず参加していてる芦屋人スタッフが、今年のお祭りをたっぷりレポート!「行列している屋台もいっぱい、どこへ行けばいいの?」と迷ったことがある人も、次回から楽しめるおすすめの回り方をご紹介します!
まずは西宮神社のメイン会場へ
メイン会場は十日えびすの「開門神事福男選び」でおなじみのえべっさん、西宮神社です。阪神電車で来られる方は西宮中央商店街を通っていくと、飲食店の屋台やステージの音楽イベントがあって賑やか。ちょうど丹波黒豆の解禁日と重なることが多く、八百屋さんの丹波黒を楽しみにしている人も多いんですよ。神社の周りが駐輪場になるので、お酒を飲まない人は自転車で向かうのもいいですね。西宮神社に入ったら、まずはきちんとお参りをしましょう!
セレモニー、イベントを楽しむ!
オープニングセレモニーでは高知県梼原町からの津野山神楽、酒蔵の方々による酒造りの歌、鏡割りと乾杯を楽しむことができます。他に新酒を祝うパレード、日本酒学校の開校、プレゼントの当たるくじ引きなどもあるので、パンフレットで時間をチェックしながら見学・参加しましょう。
美味しい屋台を楽しむ!
行列を避けたい時はオープニングセレモニーが始まるお昼1時の1時間前、12時には出店ブースが開始しているので、初日はそこがねらい目!屋台は西宮周辺にお住まいなら誰もが知る飲食店、洋菓子店、和菓子店が自慢のメニューを並べています。
毎年おなじみで楽しみなメニューはつみ木のだし巻き、ホテルヒューイット(旧ノボテル甲子園)の酒蔵鍋、奈良黒滝村の串こんにゃくとイノシシコロッケ、兵庫栄養調理製菓専門学校のおでんなどなど。お菓子でおすすめなのはベルンの焼きドーナツ、高山堂の五平餅です。あおやま菓匠はこの日の暑さもあって、ソフトクリームや葛バーに行列ができていました。
上部の写真は「西宮商工会議所女性会」の西宮マダムオムそばと、居酒屋グループ「万」の「だし巻きたまごの酒粕あんかけ」です。酒粕あんがクリームシチューみたいで、だし巻きにぴったり。来年も出してほしいメニューです。
関西学院大学の日本酒カクテルのお店も毎年楽しみ。日本酒とミントを使った「宮モヒート」の他に、日本酒を使ったフルーティなカクテルは日本酒が苦手な人にもおすすめ。阪神芦屋駅近くの「Bar芦屋日記」のオーナーと店長がお手伝いされていました。
飲食用テーブルは空きを見つけるのが難しいので、ピクニックシートを広げて楽しむご家族も多いですね。池のほとりのおかめ茶屋で座ってゆっくり甘酒をいただくこともできます。暗くなってからの屋台の雰囲気も素敵ですが、人気のメニューは完売していることもあります。
日本酒、有料試飲の楽しみ方
有料試飲をたくさん楽しみたい人は小銭を準備!プラカップ1杯100円から、西宮と神戸の蔵元の日本酒飲み比べができます。自分にはどんなお酒が合うか分からない人も、毎年タイプ分類表を配布、もしくは掲示されているので、甘口好き・辛口好き、飲みやすい方がいいなど、表を見ながら選ぶことができます。気に入ったら瓶を買うこともできますが、白鹿・白鷹・大関・日本盛のサテライト会場へ行くともっと種類があるのでおすすめです。メイン会場ではこの4社以外の徳若・寶娘・島美人・灘一、灘五郷酒造組合のブースの行列が長くできる傾向があるので、人が少ないブースを見つけたらその時がチャンス!酒蔵の方と話しながら選ぶのもいいですね。
バスで回れるサテライト会場へ!
白鹿、白鷹、大関、日本盛のサテライト会場へは無料ループバスが巡回しています。JR西宮駅前と阪神西宮駅にも停まるので、電車で帰る場合はこちらの会場回りをしちゃいましょう!試飲・販売はもちろん、ライブや産直品販売など趣向を凝らしたイベントが開催されています。それぞれの会場の情報をチェックしておきましょう。
2019年は平成の最後に仕込んだ「秋あがり」を味わえるお祭りとなりました。そして今、令和の最初の仕込みが始まっています。これを来年に味わえるのが今から楽しみです。美味しいお酒とお店をうまく回ってお祭りを楽しみましょう!
<ライター 杉本せつこ>