ヘン可愛い!?糸の世界 不思議な魅力の“アートヤーン”を紡ぐ!
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ヘン可愛い!?糸の世界 不思議な魅力の“アートヤーン”を紡ぐ!
手芸屋さんでは売っていない!今まで見たことない存在感!
そんなオリジナルな糸を、自分の手で紡いで創り出せる・・・それがアートヤーンの世界。
今回は、アートヤーンを楽しめる芦屋手紡ぎ教室『まきもの工房』で、
1本のアートヤーンが出来るまでを取材しました。
アートヤーン”ってなに?
カラフルだったり、ボコボコしていたり、キラキラしていたり・・・と、キュートで不思議な羊毛の糸。そんな個性豊かに羊毛を紡いだものが“アートヤーン”。文字通り、“アートな毛糸”の世界です。このアートヤーンは、大昔からある糸を紡ぐという技法をベースに、20世紀の終わり頃からイギリス、ニュージーランド、アメリカでいっせいに巻き起こったムーヴメントで、日本では2008年にネット上から注目を集めました。糸に糸を巻きつけたり、ビーズやオモチャなどの飾りを編み込んだりと、素材の組合せのルールはないそうですが、紡ぎ方の基本スタイルが10種類以上あり、偶発的にユニークなフォルムとなったものではないそうです。
アートヤーンを紡ぎましょう!
- LESSON1
工房で染められた色とりどりの羊毛を、全体で約30gになるように選ぶ。
- LESSON2
細かい針金が並ぶブレンディングボードという台に、なるべく同じ厚みで羊毛を乗せていき、針金ブラシで抑えていく作業を繰り返す。時々、キラキラ光る変わり糸等を混ぜる。
- LESSON3
台から取ると羊毛の固まり(バッツ)が出来上がる。取り方で棒状や固まり状になるバッツには、いろんな色と素材が挟み込まれている。
- LESSON4
バッツから適量取りながら、紡ぎ車で糸を紡いでいく。今日、挑戦するのは、ところどころにグルグルっとした固まりが入るコイルヤーンという紡ぎ方。紡ぎ車は手の感覚が大切で、集中力が必要。その時の糸の出方で予想外な色目が出たり、力加減で色んなフォルムになるのが面白い!
- LESSON5
完成!こんなにステキなアートヤーンが出来た!
生徒さんの声
「紡いでいくうちに慣れてきました。帰り道に、自分で作ったアートヤーンを見て、ニヤニヤしてしまうんですよ」
スピンドルで紡ぐ方法も!
紡ぎ車でなく、コマのような形をしたスピンドルという道具でもアートヤーンを作ることが出来ます。
⇒お勧めレッスン♪「はじめてスピンドル」(材料費込)/2時間・3,240円(税込)
講師紹介
アートヤーンのカリスマ的スピナー(紡ぎ手)、レクシー・ボーガーさんの作品に魅了され、糸紡ぎを始めたという山下じじさん。「生徒さんが作られるアートヤーンはそれぞれに個性がはっきり出て、指導者のマネにならないところが良いんです」とのこと。羊毛と言っても、羊そのものにいろんな種類があり、特性もそれぞれに違うもの。時には、思うようなフォルムにならず、何度も試行錯誤して紡ぐこともあるとのこと。「それだけに、妥協せずに満足できる作品が出来た時の達成感が大きいですね」と語って下さいました。
アートヤーンの魅力
- かわいい!へんっ!楽しい!
- ベースの羊毛から選べる!世界でひとつ!
- そこに在るだけでもかわいいけれど、 それで何かを作ってもステキ。
- 思い通りにならない面白さ! 思いがけないステキに出会えるHAPPY!
- 羊毛の世界は知れば知るほどに奥が深い!
(ライター 長谷川幸子)