芦屋で生まれ育った
クラシックコンサート
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芦屋で生まれ育った
クラシックコンサート
今回は、9月29日に芦屋ルナ・ホールで開催される
『第8回芦屋っ子コンサート』について、その楽しさや内容をお届けします。
歌う!奏でる!聴く!好きなスタイルで参加OK!
クラシックのコンサートといえば、緊張感あふれるステージ、咳ひとつ出来ない静かな客席…。そんなイメージがありませんか。さらに未就学児童は入場お断り、家族で行くと高額、何を着ていけばいい?とか、長時間きちんと座っていないといけないし…等とハードル高そう。ところが、『芦屋っ子コンサート』は一味違います。音楽を愛する人ならどなたでも気軽にウェルカム!なクラシックコンサートなのです。東芦屋町子ども会の活動の中の一環として始まったこの音楽活動。今では“クラシック=敷居が高い”というイメージを取っ払い、聴く人も演奏する人もひとつになれるような楽しいコンサートになっています。よりたくさんの人が楽しめる演奏会を目指し、オーケストラと合唱団はアマチュアの音楽愛好家を募って構成。「芦屋っ子♪夢オーケストラ」の団員は、年齢もキャリアもバラバラ。趣味として長く続けてこられたシニアの方から、学生の頃に楽器をやっていたお母さん、初心者だけど意欲満々な方、そしてバイオリン教室に通うちびっ子まで、「ステージに出たい!」「みんなで曲を作り上げたい!」という方が集まっています。そして、「芦屋夢オケ3世代合唱団」は、その名の通り、3歳のちびっ子から70代のおばあちゃままでが声を合わせる稀有な合唱団です。オーケストラも合唱も、一流のプロのトレーナーが指導されるので、月2回程度という少ないお稽古でも各自が目標を持って取り組めて、どんどん成長されるそうです。また、演奏会のチケットノルマは無く、お稽古の費用も格安なのも嬉しい点。家族で、友達と、音楽を愛する方たちと、音楽を通して絆を深めることは、素晴らしい経験ではないでしょうか?
芦屋ならではの音楽の世界を知ろう!
第8回となる今回のコンサートの見どころを、実行委員会代表・石川あすかさんにお伺いしました。『今回は、初の3部構成です。第1部は、演奏の機会が少ない若手演奏家によるステージ。こちらは未就学児童お断りで、プロによるモーツァルトの世界を楽しんで頂きます。第2部は、「踊る!大演奏会!」と題し、みんなが知っている舞曲を集めました。「美しく青きドナウ」、「メヌエット」、「リベルタンゴ」ほか、管弦楽と合唱の楽しい合同演奏による「ドレミの歌」などを予定しています。第3部は、芦屋ゆかりの音楽をお届けします。芦屋の風景を音楽と語りで綴ったり、貴志康一さんの楽曲などを演奏します。兵庫県文化の父と呼ばれる詩人・富田砕花さんが作詞された「芦屋市民の歌」や校歌も取り上げますよ。ぜひお越し下さい!(コラム参照)』。第2・3部は未就学児童も入れます。退屈しない短めの曲で構成されているし、小さな子どもたちは生の音に触れると意外にもくぎ付けになるとか。一番身近なクラシックコンサートとして、ちびっ子にとっては初めてのクラシックコンサートとして、気軽に行ってみては。まだまだ団員募集中!次回はステージに上がるのも夢じゃない!
第3部でピックアップ!
「芦屋市民の歌」をご存じですか?
戦後、一般公募された曲に富田砕花が作詞した「芦屋市民の歌」。この歌をご存じの方、一緒に歌いませんか?思い出をお持ちの方、ぜひ実行委員会までお話をお聞かせ下さい。
芦屋市立岩園小学校校歌の作詞者は?
作詞をしたのは、詩人の富田砕花。実は、芦屋市内の学校の校歌を数多く手掛けています。今回は、岩園小学校校歌を取り上げます。 OGの方、現役生徒さん、一緒に歌いましょう!
『第8回芦屋っ子コンサート』
9月29日(日) 場所/芦屋ルナ・ホール
第1部 「名曲の花束」 11:00~
前売/1,000円 当日/1,200円(未就学児童の入場不可)
第2部「踊る!大演奏会!」 14:00~
前売/500円 当日/700円(3歳以上有料・自由席)
第3部「芦屋ゆかりの音楽」15:30~
前売/500円 当日/700円(3歳以上有料・自由席)
※メール予約のみで2・3部のセット券900円(指定席)あり。
問合せ 芦屋っ子コンサート実行委員会
TEL 080‐4821‐1150(10~16時)
ashiya_yumeoke@i.softbank.jp
(ライター 長谷川幸子)