美味しさバージョンアップ! ダッチオーブンを日常使いしよう!
お料理教室「クロガネ」
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美味しさバージョンアップ! ダッチオーブンを日常使いしよう!
お料理教室「クロガネ」
ダッチオーブンと言えば、アウトドアでよく使われる黒くて重い鉄の鍋。出番はキャンプだけ、男の料理…というイメージがありませんか。そんなダッチオーブンを日常的に使った美味しいお料理を学べる教室『クロガネ』を取材しました。
いいとこいっぱい!ダッチオーブンの魅力を知ろう!
まずは、料理教室主宰の櫻井絵里子さんにダッチオーブンの特性や扱い方を教わります。ダッチオーブンと言っても、二重構造になっていて使い方のアレンジが効くものや、りんごがごろっと丸ごと入る形のもの、さつまいもやアスパラガスなど長い食材に便利なもの等、様々な形や大きさがあるんですね。アウトドアでは上に炭が置けるように平らになっているのが特徴。手に取ってみると、思いのほかにズッシリ!この重さ、厚みにダッチオーブンのパワーと魅力があるそうです。「分厚い鉄のかたまりなので煮込みに焼き物に揚げ物にとオールマイティに使えて空炊きも大丈夫。強い火が使えるので、料理の仕上がりが違います。普段の美味しさがバージョンアップするから使わないのはもったいないですよ」と櫻井さん。
重い蓋とお鍋本体はきちっと密着し、熱伝導がよく、保温力も抜群。ガス代の節約にもなるというメリットも。それに知らず知らず鉄分が摂れるので、お味噌汁など1日1つでもダッチオーブンで調理することは、貧血気味の方におすすめ。漆黒色にお料理が映えるので、そのまま食卓に出しても雰囲気がいいそうです。大切なのは調理後のお手入れ。水分をしっかり飛ばさないと錆びてしまうので要注意。洗剤もNG。でも、メンテナンスをしっかりすることで、テフロン以上にくっつかなくなり、何十年も永く使うことができるので、お手入れも含めてダッチオーブンを愛していけるとステキですね。
新潟県のアウトドアメーカー「snow peak(スノーピーク)」や南部鉄器など、たくさんの鉄鍋を愛用している料理家の櫻井絵里子さん。六甲山牧場の石窯を使ったレシピ作りに携わったことが鉄鍋にハマったきっかけとのこと。
本日のメニュー
- フォカッチャ
発酵も焼きもダッチオーブンを使うユニークな調理法 - ローストポーク
お肉が柔らかく仕上がるのもダッチオーブンならでは。 - 焼き芋のマッシュポテト
- きのこのトリフォラータ
- ブロッコリーの蒸し焼き
- ガトーショコラ
コロッとした形が可愛い
コロダッチオーブンを使用。
調理風景
火にかける時間はそれぞれのお鍋にキッチンタイマーを置いて管理。
今日の生徒さんは2名。先生とともに楽しく作業が進みます。
出来上がり!
ダッチオーブンの取扱いには慣れが必要ですが、シンプルな調理法で素材の味を引き出すことができるのが魅力ですね。手が込んでなくてもとても贅沢なひとときと一品を創り出すことが出来ます。ダッチオーブンを仕舞い込んでいる方はもちろん、ダッチオーブン料理を一度味わいたい方にぜひ訪れてほしい教室でした。
クロガネ
- 兵庫県芦屋市船戸町
- 昼クラス11:00〜14:30
夜クラス18:20〜21:40
(ライター 長谷川幸子)