~大人の女性のならいごと~vol.15
タロットセラピスト養成講座
(テキスト記事はこちらからご覧ください。)
~大人の女性のならいごと~vol.15
タロットセラピスト養成講座
阪急芦屋川駅近くのサロンの一室でタロットセラピストの養成講座が
開かれているという話を聞き、取材に行ってきました。
芦屋で学べるタロット占い
「こんにちは~」と、扉を開けるともも香先生がふんわりとした笑顔で出迎えてくれました。
もも香先生のタロットセラピスト養成講座には初級クラスと中級クラスがあり、月に2回、金曜日に芦屋サロンで行われています。タロットカードには大アルカナというカードが22枚、小アルカナというカードが56枚、計78枚のカードがあり、初級クラスでは大アルカナ、中級クラスでは小アルカナが学べます。
講習と実践を交えた授業
取材当日は中級クラスの講座で、コートカードの意味を学ぶというものでした。コートカードとは人物カードのことでキング・クイーン・ナイト(騎士)・ペイジ(若者)が描かれています。人物によって意味が変わることはもちろん、顔や体の向き、持っている小物、背景、またカードが正位置で出るのか逆位置で出るのかによっても意味が違ってくるのだそう。
コートカードについて学んだ後、実践の学習ということでセラピストを目指してもも香先生のレッスンを受けている生徒の横山さんと鬼下さんが取材中の私をリーディングしてくれました。
「今、付き合っている彼と上手くやっていくためにはどうすればいい?」
何をリーディングしてもらうかとても迷いましたが、遠距離恋愛中の彼とのことについて聞くことに…。
まずは、リーディングをしてもらう私が想いを込めて、カードに触れます。それから、横山さんがタロットカード10枚を所定の位置に並べてカードの意味を読み解き、アドバイスをしてくれます。
「頭では彼のところに行きたいと思っているけど、現実ではそんなこと無理だと思っていませんか?(⑤と⑥のカードを指摘して)でも、家族のカードが出ているから上手くいくと思いますよ。(②のカードを指摘して)」と横山さん。プリントを見ながら、カードが出てきた位置を確認し、一枚一枚のカードが持つ意味を考えて私にアドバイスをくれました。
もも香先生は横山さんのリーディングの様子を見ながら指導を入れていきます。「家族のカードが出ているのは、今の彼女が家族と充実して楽しく過ごしていることを表しているのかもしれませんね」と、もも香先生は横山さんに助言をしていました。タロットカードには一枚一枚に様々な意味があり、カードが出てくる位置にも意味があります。もも香先生はそれを読みながら、その場やその人にあった伝え方を指導していました。
横山さんがリーディングを終えるともう1人の生徒、鬼下さんにも、もも香先生は「どう思いましたか?」と尋ねていました。すると、鬼下さんは「どのカードが特に気になりますか?」と私に質問しました。私は「このカードが気になります(④のカードを指摘)」と言うと「あなたは心配性かな?そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。自分で不安要素をつくらないで」とまた別の視点からアドバイスをくれました。
いつもは生徒同士でリーディングをしあうので ネタが尽きてくるのだそう。それだけ、 リーディングは実践回数を重ねることが必要だ ということですね。カードの意味や出てくる位 置を考えながら問題を読み解き、人に伝える というのはとても難しいことなので訓練が必要 なのだなと思いました。
タロットカードは潜在意識を映し出す
「引いたカードには、その時の潜在意識が現れます。
私たちはインスピレーションを働かせて、カードからメッセージを受け取っていくんです。インスピレーションはもともと誰もがもっている力なのに、普段の生活であまり使わなくなってしまっていますよね。でも、自分の潜在意識を知ること、自分の「おなかの声を聴く」ことは、自分らしく生きるために必要な力なんです。」と、もも香先生は言います。
もも香先生は対話を続ける中で相手の自己実現をサポートするコーチングを学んでおり、その後タロットに出会ったそう。そんな経験を持つ、もも香先生だからこそ「おなかの声を聴く」ということを大切にしたタロットリーディングを教えてくれるのかもしれません。
タロットは大人のおけいこ
タロット占いは年齢を重ね、様々な経験を経てきているからこそ、問題を読み解いたり質のいいアドバイスが できたりするのだと思います。これぞ、大人のおけいこですよね。
また自分の「おなかの声を聴く」=潜在意識を知るきっかけになるところもいいですね。 タロットや「おなかの声を聴く」ことに興味があれば、一度習ってみては?