人と犬との約束事『犬のしつけ方一日教室』
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人と犬との約束事『犬のしつけ方一日教室』
四季折々、自然あふれる芦屋。犬を連れて楽しそうに歩く姿の人々が目に止まります。
しかし、飼育人口の増加と共に近隣とのトラブルも多発。
そこで、芦屋市では兵庫県動物愛護推進員と芦屋動物愛護協会との共催による「犬のしつけ方1日教室」を2004年から毎月市内の公園等で開催しています。飼い主が正しいしつけ方を知り、飼い犬にどう接すれば良いかを理解して、 快適なライフ・ウィズ・ドックを楽しみましょう!
ご近所の方にも愛される犬に・・・
さて、今回は芦屋市商工会館で行われた「犬のしつけ方1日教室」の取材に行ってきました。まず、担当谷崎さんは「休息を入れながらの2時間という短時間ですし、開催場所も参加者も毎回違います。単発の教室ですので内容については最低限必要なしつけ方を中心に行っています。自分の家と違った雰囲気の中で、飼い主も犬も戸惑うこともたくさんあると思いますが、多数の人や犬に出会うことをはじめいろいろな体験をしてもらいたいと思っています。
具体的には「スワレ」「フセ」「マテ」「オイデ」といったコマンドを練習していますが経験の有無、性格等によって全員が同じレベルという訳にはいきません。コマンドが出来ること以上になぜしつけが必要なのかを考えていただき、技術的なアドバイスを伝えたいと努力しています。この教室をきっかけにして日々の生活の中で楽しみながら継続して愛犬をしつけてもらい、ご近所の人たちからも愛される犬に育てて欲しいと願っています。」と話してくれました。
参加してみて・・・
実際に来ているワンちゃんを見ると、種類も年齢も様々。教室の合間にダロス君(1歳10ヶ月:トイプードル)のご主人、にお話を伺ってみました。「激変しました。ワンパクだったのにおとなしくなりました。具体的なコツを教えてくれたんです。おやつを使ったしつけ方やほめる時のタイミング等ですね。」
また、シュウ君(1歳3ヶ月:ミニチュア・シュナウザー)は「人や犬に吠えるのを直したかった」というご主人に連れられて来ました。
結果は?「来たときはさかんに吠えていたのに1時間くらいして静かになりました。リードを踏んで犬の動きを制限する等、ちょっとした事で効果があるんですね。」
他の飼い主さんからも「こんなにかわった!」と驚きの声が聞けました。ただし、重要なのはお家で毎日練習すること。
しつけ方教室はワンちゃんだけでなく飼い主さんも学ぶ場ですものね。
次回の講座の日程などはどうやって知ることができるのでしょうか?
「芦屋の広報誌の予告記事や広報掲示板、動物病院、ペットショップなどに掲示されるポスターや動物愛護協会のHPで情報を確認して下さい。犬の年齢や種類については特に制限はなく、生後5ヶ月以上で、年に一度の混合ワクチンの接種と狂犬病の予防注射が済んでいる犬ならば、誰でも参加出来ます。飼い主さんにも年齢制限はありませんし、ご夫婦やご家族での参加も大歓迎です」と谷崎さん。
また受講後のアフターケアーとして、教室での復習や、その他、犬のしつけ等に関する疑問・質問・相談に答えてくれる受講生の専用インターネット掲示板を設置しているそうです。
しつけ方教室に参加される。参加されようと思った方へ・・・
最後に、犬を飼っている市民の皆さんへメッセージを聞きました。「犬は、アクセサリーではなく生き物ですから吠える・噛む・糞をする等、放ったらかしのままでは問題になる行動をします。飼い主として自分の犬が誰かに迷惑をかけないような配慮が必要ですよね。私たちは、しつけ方だけではなく常識やマナーを皆さんに伝えていきたいと思っています。愛犬を思う気持ちだけでなく、他人に対する思いやりを忘れないでもらいたいのです」
このような充実した内容なのに参加費は500円と安心価格。是非一度、参加してみてはいかかでしょうか?
芦屋動物愛護協会
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