子どもが自由に表現できる場所「たいようのした」(伊勢町)で工作体験♪
松浜公園で2015年から活動されている「たいようのした」さん。この度、伊勢町にあるギャラリースペース「スマイル伊勢」でアトリエを開かれたので参加してきました!
自分がやりたいことをしよう♪
元幼稚園教諭の中山さんが、園の造形時間に子どもたちと触れる中で生まれた子どもたちの変化への気付きがアトリエ開催のきっかけになったのだそう。言葉で言えない、言葉にならない思いを自由に表現することで、自分に自信のなかった子が活きいきと変わる様を見て、自分のやりたいこと、つくりたいものを何でも自由に表現出来る場にしたかったと話されました。
その言葉通り、アトリエに来た子供たちは最低限の安全ルールを守りながら、表現することを楽しんでいました♪
ただ捨てるのはもったいない!廃材の魅力
プラカップ、ラップ芯、ボタン、ナット、ネジ、紙袋、ペットボトル、リボン等家にあふれた廃材から、遊ばなくなったおもちゃを分解した部品、かぼちゃの種を乾燥させたものまで盛りだくさん!幼稚園教諭時代のお知り合い等多くの方の協力が得られ、これだけの数が準備できたのだそう。
また、「ただ捨てるものが子どもたちの造形意欲の糧になる」と、中山さん自らチラシを作り直接足を運んで廃材協力店を募ったところ、芦屋のハナヤ勘兵衛さん、ツムジ靴店さん、mokonoさんなどがご賛同されています♪
「これは何?」と廃材一つから、本来どんなものに使われていたのか、いただいたお店さんの話など子どもたちとの会話の世界が広がっていきます。
中山さんのことば
我が家の娘は工作大好き♪なのですが、息子が制作を始めると後ろについて同じ廃材を持ってきては、同じものを作るばかり。「自分が作りたいものを作ればいいのに・・・」とモヤモヤを感じていたところ、中山さんが「真似はダメなんですか?」とニッコリ。「よく見てみて。同じ廃材を使っているけれど、全く同じには作っていませんよ♪彼女なりにちゃんと表現したいものを作ってる。こうやって少しずつ自分を表現しながら、この場に馴染もうとしているんじゃないかな~」と言われ、ついしがちな「評価」がこの場では不要のもので、私自身、肩の力が抜けた瞬間でした。
おわりに~今後の活動について~
「色んな色を混ぜてたとえそれが汚い色だったとしても決してダメな色ではなく、その色が必要な時もあるんです。評価も課題をこなすことももちろん大切だけれども、ここでは必要ない。だからここは『教室』ではなく『体験』、『表現』の場なんです」と中山さん。
野外活動も継続しながら今後は木工体験に力を入れていくとのこと。近々では8月30日(日)に「子どもと大人の木工体験あそび」と題し、年長児から大人まで参加可能なイベントを開催予定です。時間は①10:00~12:00②14:30~16:30の2部制です。要予約となりますので、インスタやfacebookからご予約お願い致します!
<ライター 北島志保>