子ども向けダイエット教室『ネッシーくらぶ』
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子ども向けダイエット教室『ネッシーくらぶ』
近年、日本人は細くなったと言われますが、子どもはどうなのでしょうか?
今回、子ども向けダイエット教室『ネッシーくらぶ』を開催しているNPO法人の『アスロンジュニアスポーツクラブ』の井原一久さんにお話を聞きました。
「文部科学省が公表している資料によると、昭和54年時の子どもの肥満傾向児の割合は5.86%だったのに対して、平成22年時には9.28%と増加しています。そして、年齢別では幼児期から学童期に入る5~6歳になるときに肥満の出現率が倍になり、中でも10~12歳にかけて肥満の出現率が一番高くなっています。昭和54年に5歳児の1日の歩数が12,000歩あったそうですが、平成17年には8,000歩を切っていると言われ、歩数の減少こそが子どもの体力の低下の一番の原因ではないかと考えられています。また、子どもが子どもらしく遊べる環境もなくなっていることも一因です」と井原さん。
そこで、“楽しい”“コミュニケーション”をキーワードとした子ども向けダイエット教室『ネッシーくらぶ』を開講したそうです。
ネッシー=熱脂(ねっしー)の意味だとか。
子どもの肥満に悩んでいるお父さん&お母さん、必見です!
子どものダイエット教室『ネッシーくらぶ』って?
今年から『アスロンジュニアスポーツクラブ』でスタートしたのが、 子ども向けダイエット教室の『ネッシーくらぶ』。子ども達に 「ダイエットしよう」というと、コンプレックスを感じたりするので、 教室の名前にダイエットという文字はなく、指導者もダイエット という単語をなるべく口にしないとのこと。
子どもの微妙な心理を考えた決め細やかな対応です。
まず最初の3ヵ月は、 トレーニングdayとして週1日、プランニングdayとして週1日の 合計週2日参加します。教室に参加する約束事として、
- 週2回のレッスンは休まない
- 夜10時までに寝ます!
- レッスン後の夕食は肉・魚系のたんぱく質は採らない
の3つを守ります。
3ヵ月のスタートプログラムの後は、 週1回の継続プログラムに移行するそうです
楽しく♪友達と♪先生と♪
今回は、スタートプログラムのトレーニングdayのレッスンを取材してきました。子どもたちが教室に到着すると、まずは一人ひとりに万歩計が渡されます。
「今日は何歩歩くのかなぁ?」と楽しそうに先生に聞いている男の子もいました。時間になると、先生の元気な掛け声で、体幹トレーニングの始まりです。
運動の基本となる体幹を鍛えることで、身体のコア(核)な筋力をアップするそうです。また、柔軟等で関節の可動域を広げることで「成長ホルモン」の分泌を促し、脂肪を燃焼しやすい身体へ変えていくそう。エアロビクスや縄跳び等、どのトレーニングも少し短めで、テンポ良く進んでいくので子どもたちも「次、何?」と意欲的に参加していました。
室内トレーニングが終わると戸外でノルディックウォーキングです。先生を先頭に、楽しくお話をしながら30分ほど歩きます。ポールを両手に持って上半身も動かしながらの全身運動なので、ただ歩くよりもエネルギー消費量が1.5倍になるとか。
井原さんは、「『ネッシーくらぶ』ではただ痩せるだけでなく、友達やコーチとのコミュニケーション、親子のコミュニケーションを大切にしたトレーニングを目指しています。継続プログラム受講者には親子で参加できるノルディックウォーキング(1レッスン500円)もあります。ぜひ、この機会に家族の健康とコミュニケーションを見つめなおしてみてください」と話してくれました。
運動は、ダイエット効果もありますが何より楽しいもの。運動=楽しいと子どもの頃に感じられるかどうかで、その後の生活が大きく変わりますよね。
普段の生活でも、「話して」、「動いて」、よく「歩き」ましょう♪
アスロン(Athlon)体育家庭教室センタ-
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