集中力+忍耐力を学ぶ♪バイオリンキッズたち
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集中力+忍耐力を学ぶ♪バイオリンキッズたち
憧れの楽器、バイオリン。でも、難しそう・・・なイメージがありませんか?
ここ「バイオリン教室 in 芦屋」で、真剣な瞳でバイオリンレッスンに取り組む子どもたちの様子を取材してきました。
♪「子どもが大好き!」♪「教える事が楽しい!」と語る山崎江美子先生♪
3歳からバイオリンを始め、大阪音楽大学時代 から音楽を教える仕事に憧れていたという 山﨑江美子先生。大阪音楽大学付属音楽院 と大手音楽教室の講師も務め、まだ若いながら バイオリンの技術のみならず指導力を磨いている先生です。生徒さんを指導する中で「自分がやってきたことが無駄ではなかったことが分かります。自分の言ったことで生徒さんが何かを発見してくれることが嬉しい」と語る先生。声楽もピアノも好き、そして一番好きなバイオリンと同じように、「子どもが大好き!」だそうですよ。
♪子ども自信が自発的に考え、気付くように指導♪
小さなバイオリンケースを抱えて3歳半の生徒さんがお母さんとやってきました。今日で2回目のレッスンですが、リトミック教室でバイオリンを触らせてもらって興味を持ったとか。まずは先生との挨拶から始まります。音符の読み方を、カードを使ってゲーム感覚で覚えていきます。そして、体に合わせた10分の1サイズのバイオリンを持ってみましょう。立ち方は・・・持ち方は・・・先生がきちんと丁寧に教えます。そして実際に弓を弾いてみます。なかなかいい音が出ていますね。お家でも見てあげられるようにお母さんにも基本動作を指導します。また、弾くだけでなく、自分の声を出すことで、絶対音感を身につけることを目指します。幼児には、楽しく飽きがこないように工夫して指導しているとのこと。それにしても、お手本の先生の美しい響き、憧れますね~。
次にやってきたのは、7歳の男の子。習い始めて2年ということで、「最初は楽しかったけど、だんだん苦労している」とか。レッスンが進めば、次々と乗り越えなくてはいけない壁がありますね。でも、バイオリンを構えると、表情がきゅっと引き締まり、その真剣な瞳から、いかに集中しているかが分かります。山﨑先生は、演奏前には目標を考えさせ、演奏後には良いところを誉めた上で、どこが良くなかったかも子ども自身に考えさせ、気付かせようとします。「中学生になった時に、自分ひとりでは何も出来ないでは困るから、小さい時から自発的に考えられるように指導しています」とのこと。自立を目指して口出し手出しをぐっと堪える・・・子育てに通じますね。
♪家族も心合わせてお子さまをサポートしてほしい♪
「10年間はお母さんのサポートががっちり必要!」とのことで、家では毎日の練習を促し、レッスン中には親も真剣モード。教室では、良い刺激を感じてもらうために、先生お薦めの本を貸し出しています。「習得には確かに時間を要しますが、忍耐力や集中力がつくし、右手・左手でいろんな事を同時にしているので頭脳も使います」と先生。確かに子どものお稽古事としては、ハードルの高さを感じますが、集中してレッスンを受けるお子さんを目の当たりに見ると、達成感も得るものも大きいものがあると実感しました。
(ライター 長谷川 幸子)