芦屋の子ども達・子育て中の親を取り巻く環境は?
~子ども会を再設立、地域で子育てを目指す東芦屋町子ども会~
(テキスト記事はこちらからご覧ください。)

芦屋の子ども達・子育て中の親を取り巻く環境は?
~子ども会を再設立、地域で子育てを目指す東芦屋町子ども会~

昔は、子ども会のイベントというと地域の子ども達が喜んで参加していましたが、 今はライフスタイルも変わりその存続が危ぶまれています。 地域のつながりは、子どもにとっても親にとっても家族だけではない他の人と 関わり合う大切な機会でもあり、成長の場…。そして、年月をかけてつきあった ご近所さんは、何かあったときにお互いに頼れる存在にもなり得ます。 地域のつながりが希薄といわれる今、東芦屋町子ども会は休会を経て再始動し始め3年。 再始動までのご苦労や現在の活発な活動状況などを会長の石川あすかさんにお伺いしてきました。

休会を経て、子ども会再始動

35年間続いていた芦屋市 東芦屋町子ども会は、参加人数の減少等で3年前に活動を休止しました。その後、子どもが小学校に入ったことをきっかけに子ども会の休会を知り、再設立のため、はたらきかけたのが同町石川あすかさんでした。 「芦屋の山の手という土地柄もありますし、子ども会の存在を知らない保護者の方もいます。また、子ども会を知っているけど塾などの習い事で子どもが忙しいので参加できないなど休会にいたる原因が様々ありました。ご近所の方・子ども達を知らない状態のままはよくない、子どもたちを守るため、親 たちも親育ちをする場が必要だと子ども会の必要性を感じ、再設立に向けて活動を始めました」と石川あすかさん。

親子生花教室のイベントにて 「ピンと立てて、それから…。私お母さんより上手かも?」

みんなの力作です

東芦屋町子ども会を再設立した同会会長 石川あすかさん

子どもだけでなく、親も楽しめる子ども会に!

「子ども会は、最初子ども3人・大人2人からスタートしたのですが、この2年間で現在は60人規模まで増えてきました。参加人数が広がる秘訣ですか?まずは、参加している親自身が楽しいことですね。そうじゃないと続きません。うちの子ども会では、役を決められてお世話をするのではなく、自分から進んでお手伝いをしたい方がお手伝いしています。お母さんが楽しみながらできることを決めていくので、徐々にですが皆さん積極的に参加してくれます」

活動は、2ヵ月に1回、子ども会がない他町在住の子どもたちや保護者も受け入れているそうです。
町外の方の受け入れについては、現在の子どもや親を取り巻く環境について同町自治会に丁寧に説明したところ賛同を得る事ができ、実現したのだそう。 門戸を広げて幅広い参加を呼びかけています。

魅力的なイベント「芦屋っ子コンサート」

昨年2009年に開催した「芦屋っ子コンサート」も盛況で、今年2010年も9月11日(土)には第2回芦屋っ子コンサートが開催される予定です。家族みんなで楽しめる体感・体験コンサートということで、演奏体感コーナーでは子どもたちがステージにあがり演奏者の隣で音楽を聴くことができたり、演奏体験コーナーでは子ども達が実際にステージで楽器を触ったり演奏したりできるそうです。

その他、お母さん向けの講座「食文化研修会」ではテーブルコーディネート教室を開催、今後は、紅茶教室等も企画しているそう。また地域の方に参加してもらい、毎年ハロウィンのイベントも開催しています。
「子どもはもちろん、親自身も楽しめる会にしていきたい…」そう話す石川さんの笑顔が印象的でした。

東芦屋町子ども会主催
第2回 芦屋っ子コンサート

日時: 2010年 9月11日(土)
場所: ルナホール
問い合わせ: 東芦屋町子ども会代表 石川 080-3035-6407
☆子どもたちも一緒に演奏できます。エアー演奏も大歓迎!

昨年2009年の指揮者は山中市長さんでした