芦屋市内在住・在学の中高生による芦屋こども市議会開催
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芦屋市内在住・在学の中高生による芦屋こども市議会開催
芦屋に住む、芦屋の学校に通う子ども達。
日ごろどんな風に芦屋の街をみているか、どんな要望があるのか等芦屋の中学生・高校生の声をお届けします。
本物の市議会議場で開催
2008年11月15日(土)、精道町 芦屋市議会議場にて「芦屋こども市議会」が開催されました。事前に参加申込をした市内在住・在学の生徒が芦屋市立精道中学校、芦屋市立潮見中学校、芦屋市立山手中学校、国際中学校、甲南中等学校、AIS主催国際バレエ学校、兵庫県立芦屋高等学校、クラーク記念国際高等学校から男女22人が参加し、実際に山中健市長らに芦屋の街づくりに関する質問を投げかけたり、アイデアを出したりしました。この企画は、将来を担う若者達に市政への関心を高めてもらい、将来の街づくりに参加してもらおうと社団法人 芦屋青年会議所が企画したもので初の試みとなりました。
議長に選出されたクラーク記念国際高等学校の生徒
質疑応答の様子。右には市長の姿も。
質疑に立つ生徒。
様々な質問・アイデアが飛び交う活発なこども議会
まず最初に、議長に選出されたクラーク記念国際高等学校の生徒が、参加した生徒の名と議員番号を読み上げる際、参加者達は緊張の面持ちでそれぞれ「はい」と返事していました。 こども議会が始まると、生徒達は地球温暖化防止のための取り組みを市の担当者に聞いたり、国際交流をしている市を評価しつつももっと市外へPRしてもいいのではないかと様々な質問・提案を繰り広げました。中には、「人を批判し合う人間関係をつくるのではなく、人を慈しみあう人間関係・お互いが許しあえる人間が集う街を作るのが政治家の役割ではないか」と政治家としての姿勢を問う場面も。また「中学校でスキー合宿がなくなったのはなぜ」「芦屋市の高校が減ってしまった、なぜ?」等中学生・高校生の身近な疑問も飛び交い、市幹部は「震災後、財政などが厳しくなったため」などと答弁しました。また「無駄な道路工事があるのでは」との厳しい追求に、市幹部が緊張しながら「住みよい町にするため、必要性を考えています」と答える場面もありました。
議会の最後に、藤原周三芦屋市教育長や山中健芦屋市長から、「このように芦屋の街には、このような大人にまけず劣らない、それ以上の考えを持つ子ども達がいてくれることに感謝します。芦屋の宝物です」等の総評があげられました。
議会の様子。皆真剣な表情です。
市長を囲んで参加者達で記念撮影。
今回、初の試みで開催された芦屋市こども市議会。子ども達も市関係者も得るところが大きかったのではないでしょうか。子ども達一人ひとりが自分の街がもっとよりよいものでありたい・・・そう考えていることが伝わる会でした。
この会をきっかけにその輪が広がり、一人でも多くの子ども達が自分達の住む「芦屋市」に興味を持ってくれることを願います。