子ども力を伸ばそう。目指せ、少年少女棋士!
芦屋将棋倶楽部
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子ども力を伸ばそう。目指せ、少年少女棋士!
芦屋将棋倶楽部

気になる子どものお稽古ごと。「何歳からはじめたら、いい?」 「みんなは何を習ってるの?」「うちの子に合う習い事って?」 将来をも左右する子どもの習い事だからこそ、慎重に選びたいですね。今回は、JR芦屋駅に近い『芦屋将棋倶楽部』の子ども将棋教室を訪れました。

こちらの将棋倶楽部では、幼稚園年中から受け入れています。 現在、芦屋市をはじめ神戸市・西宮市・宝塚市等の幼稚園児・小学生あわせて約230名が在籍しています。 幼稚園児は13時~15時位に約1時間程度、まずは駒を覚えることから始まり、駒の動きを覚えていきます。 「園児だと、相手の陣地に入ってなるっていうのが、わからんのですよ。そういう時は…」 と田畑壽修先生(六段)が言うと、すかさず「ピチューからピカチューになるんやな、進化するんやろ、なあせんせ」と子どもたちが教えてくれました。 なるほど、子ども目線で教えてくれるから初心者でも大丈夫。

指導者の田畑先生、ご自身の子どもに将棋を教えていて、子どもが芦屋市の将棋大会に出場した際、幼稚園児ながら小中学生の部で優勝。 その後、近所の子が「教えて、教えて」と習いに来て、教え始めたのが教室の始まりだそうです。 現在では、日本将棋連盟公認の棋道指導員として子どもたちに将棋を教えています。 小学生は、火~金曜日の16~18時に基本は週1回で月3,000円。 将棋の稽古の日に学校の予定や他の習い事が入ったりと子どもたちも忙しいようで、最近は月会費より回数券方式(5枚3,200円)を利用する子どもが多いとか。 回数券で週に何回も来る子もいるそうです。

初心者でもしっかりと 教えてくれる頼りになる田畑先生

「将棋をしていると先を読む力がついてきますね。楽しんで集中力もつきますし。 去年の中学受験の合格者ですが、うちに習いに来てた子で灘3人、甲陽10人位いました。 教室には、昨年兵庫県の小学校低学年の部で優勝した子もいますよ。 ここでは、年齢は関係なく、級位(実力)で勝負です」と田畑先生。 「ある程度までは女の子が強いですが、その後、女の子より男の子の方が続くことが多いですね。 全体的に男の子の方が感情的にならず、技にはまりますね。でも女の子も頑張ってる子、いますよ」 本日紅一点、弟が習い始めたのをきっかけに1年半通っている貴重な女の子発見。

この日は昇級リーグ戦の日で、次から次へと小学生がやってきて、6人以上と対局していました。 中には、周りから一目置かれる存在の「金曜研究会」と呼ばれる子らがいました。 「金曜研究会」は三段以上で、子ども将棋教室のベスト8の子たち。なかなか入れません。 土・日の大人のクラスにも参加が許されていて、子どもたちの憧れの的です。

相手の駒を自分の駒にでき、何通りもの攻め方ができる将棋。 プロ棋士はどんなコンピューターをも凌ぐとも言われています。 常に頭を使いながら、先を読んで一手を指す。 子どもたちの真剣な眼差しと自由で楽しい雰囲気が印象的な『芦屋将棋倶楽部』の子ども将棋教室でした。 大々的な勧誘などはしていないそうですが、生徒は年々増加しているそうです。 この記事との出会いがあなたのお子様の能力を開花させることにつながるかも、しれませんね。

「弟の方が強いけどね。他には習字とピアノも習ってるよ」 と話してくれた女の子

芦屋将棋倶楽部

  • 兵庫県芦屋市上宮川町5-1-301 (GoogleMap)
  • 0797-34-7749
  • 13:00~20:00
  • 月曜