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ペットについてのお悩み、気になることがあれば芦屋人お問い合わせフォームまで!シエル動物病院の木村院長先生が、あなたのご質問にお答えしてくださいます。

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あしやのペットたち なんでも相談

Q

我が家で飼っている8歳のプードル(避妊済み)が最近オネショをするようになりました。ソファーの上で寝ている間に本人も気づかないうちにしているようです。年のせいかなと思っているのですが治療したほうがいいのでしょうか?

Q

シエル動物病院
木村院長先生からの回答

(2023.10.11更新)

いわゆる尿失禁というものだと思います。難しく言うと不随意に尿がもれることなのですが、簡単に言うと本人も気づかないうちに排尿しているということですね。避妊雌であることと症状からホルモン反応性尿失禁が疑えます。
ヒトも犬も同様に、尿が膀胱にいっぱいになると神経を通じて脳に信号が送られそれを尿意として感じます。排尿の準備が整うと脳からの信号で膀胱の筋肉は収縮し、膀胱の出口の括約筋が緩むことによって尿道が開き尿道を通って尿が出ます。膀胱からの尿漏れを防ぐ括約筋には外尿道括約筋と内尿道括約筋があり、避妊手術や去勢手術をしたワンちゃんは女性あるいは男性ホルモンが減少するため外尿道括約筋が薄く弱くなり、睡眠中に括約筋が緩むことによって尿漏れをおこします。起きているときに漏らすことはありません。
このホルモン反応性尿失禁は成犬の避妊済みのメス犬に見られることが多く、手術後数か月から数年以上たってから発症するのが特徴です。
診断は、血液検査、尿検査、エコー検査などにより、尿量が増える病気に罹患していないか確認し、膀胱炎、尿道炎など尿漏れしやすいような疾患を除外する必要があります。これらの疾患を除外でき、睡眠中のみ尿漏れがみられる場合にホルモン反応性尿失禁と仮診断して治療を開始します。
治療方法はいくつかあります。ホルモン補充療法、括約筋の収縮を促す薬の投与、あとはオムツです。一日に何回もオネショというわけではないですし、命にかかわる疾患というわけではないので小型犬であればオムツも選択肢のひとつです。オネショの場所が決まっているならそこにペットシーツを敷くのもいいでしょう。
病気の予防効果の観点から避妊去勢が推奨されることが多いと思います。これから避妊去勢手術を考えてらっしゃる方には手術のデメリットとして稀ではあるもののこのような疾患も起こりうることを知っておいていただきたいと思います。私自身はメリットのほうが大きいと思いますのでお勧めしています。

ペットのご相談は芦屋人問い合わせフォームに「Ciel動物病院 木村先生へ」と記入の上、ご質問内容を送信してください。
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