ミニチュアダックスフントの14才です。

こんにちは。口臭の原因の多くはやはり歯石ですね。一緒に生活しているとそのニオイが気になるのも当然です。歯石の付きやすさは食環境だけが原因ではなく、個体差があります。ですから歯石のつきやすい子は、日頃からしっかりとした歯のケアが必要になります。
もうすでにたっぷり歯石がついている場合、ある程度は犬ガムなどで取れることもありますが、なかなかきれいすっきりというわけにはいかないようです。そうすると歯石治療を病院でおこなうことになります。これは全身麻酔下で、ヒトと同じ超音波スケーラーを用いてきれいに歯周ポケットまで歯石を取り除きます。歯石を何とかしたいけど麻酔が心配で。。。10才越えたら麻酔は危険では。。。。という質問をお受けすることがよくあります。私は、健康状態が良好なら10才を越えた高齢なワンちゃんでも比較的安全に麻酔がかけられると思っています。かかりつけの先生とご相談の上、歯石治療を考えられてはどうでしょうか。
こうしてきれいになった歯も、またすぐに歯石がつき始めるので、できるだけきれいな状態を維持できるようにブラッシングなどでケアしてあげてください。歯石は細菌の塊ですから、他の臓器にとんで感染したり、アゴの骨を溶かしてしまうこともあるので、注意しましょう。