犬種はもうトイプードルと決めてらっしゃるということですので、トイプードルの子犬を選ぶうえでの注意点を私の経験を踏まえてお話しします。最も大事なのはフィーリングだと私自身思っていますが、下記の項目も飼い始めてから、えーっ、ていうことのないようにするために大事な点ですのでご参考ください。もちろん他の犬種の場合にも参考にしていただけると思います。
まず、見た目です。毛並みの良さ、これは血統がいいとかではなくて皮膚病などがないかのチェックです。フケや脱毛、べたつきがなく、ふわっとしたきれいな状態であればいいと思います。
次にトイプードルに多い涙目、流涙症のチェックです。目の下がベチャベチャに濡れているようでしたら、この先もずっと濡れっぱなしかもしれません。病気というほどのものではないかもしれませんし、少量なら、問題ないのですが、あまりにも多いと気になるところですね。
耳の中も見てみましょう。汚れがひどい場合は外耳炎を患っているかもしれません。幼少期の外耳炎の多くは経験上一時的なもので適切な治療でほとんどの場合よくなりますが、購入する前にちゃんと治してもらうほうがいいでしょう。
下痢をしていないかどうかも重要です。排便に遭遇すれば一番いいのですが、なかなか難しいです。その場合はお尻周りの汚れがないかで、現在下痢をしていないかどうかがわかることがあります。下痢をしている場合もちゃんと治してもらってから引き取るようにしましょう。
そして、食欲のチェックです。できればご飯を食べている姿をみれるといいですね。あっという間にだされたものを食べきっているようでしたら安心ですが、なかなか食べない、食事に興味のない子は、飼い始めても食べさせるのに苦労することが多く、それが生涯続くことも。これは結構大変ですので私自身は最重要チェック項目だと思っています。
気にいった子犬が見つかればその子の親犬を見せてもらうのもいいでしょう。これはブリーダーさんでは可能ですがペットショップでは難しいので可能であれば写真だけでも見せてもらえればどんなふうに育つか参考になると思います。
最後に膝の問題です。トイプードルでは膝蓋骨の内方脱臼という、いわゆるおさらがはずれるという膝の問題が多いのでそのチェックですね。慣れれば膝の曲げ伸ばしをしたり、直接膝のおさらを触ってはずれないかどうか確認できるのですが、これは少々経験も必要なのでブリーダー、もしくはペットショップの担当者に確認するのがいいですね。
飼い始めてからすぐにみられる症状に多いのは、下痢、咳、食欲不振です。その他気になることがあったら動物病院に相談するようにしましょう。