コロナ禍の西宮神社、十日えびす

毎年1月の大きな行事と言えば開門神事「福男選び」でも有名な西宮神社の十日えびすです。コロナ以前は、3日間で約100万人以上の参拝客で賑わっていました。コロナ禍での十日えびすも2回目となり、感染防止対策や周辺の状況など、以前のお参りとの比較をしてみました。
2年連続の「開門神事福男選び」中止


一番大きく変わったのは10日の朝6時に開門と同時に1番福を目指して走る「開門神事福男選び」の中止です。これは昨年から引き続き、今年も中止となりました。
昨年は6時になると開門福男神事講社の方々に続き、参拝客が歩いてお参りをしていました。今年は優先ゾーンを設け、ベビーカーの親子連れなどが先頭で歩き参りをされたそうです。
混雑状況をライブカメラで確認
西宮神社では三が日と十日えびすの期間中、公式ページのライブカメラで参道の混雑具合を確認することができます。今年は日曜祝日に当たったこともあり、夜の方が少ない傾向でした。以前であれば、屋台で夕食や飲み会をしたい参拝客も多く、夜も神社に入る前から入場規制がかかるほど混雑していました。


今年は以前より参拝客が少ないとは言え、本殿への入場規制がかかることもあり、それなりに賑わっていたように思います。西宮神社では十日えびすの3日間だけでなく、2月末まで縁起物の授与をしていますので、分散してのお参りを推奨しています。
少し戻った露店


昨年はまったくなかった露店も、飲食以外の身代わりひょうたんや暦売り、くじ引き、金魚すくいなどは戻っていたので、少しにぎやかな雰囲気がありました。赤門を入ってすぐのところで猿回しを見ることもできました。


昨年はお化け屋敷や迷路などもなく駐車場になっていましたが、今年は迷路とお化け屋敷が復活していました。これがあるだけでもお祭りの気分になります。
えべっさん筋の露店はなく、もともとある西宮中央商店街のお店が店頭でだし巻きやお酒の販売をしていました。
拝殿、本殿前でのお参りと福笹


拝殿前でのお祓いはなし。これは祓串がたくさんの人に触れるので納得ですが、頭を撫でてもらうのが好きだったので、少し残念ではあります。



「お金が身につく」、とお賽銭を張り付ける奉納まぐろはこちらも昨年と同じく、アクリルケース越しです。ケースの上にお賽銭を置いてお参りしました。
福笹の授与は福娘さんたちがマスクをしているくらいの違いでしょうか。池のほとり、おかめ茶屋での甘酒とゆで卵の販売はありました。
以前の賑わいが戻りますように


1番福を目指す先頭集団の後ろから走ったことがありますが、走り終わった後に早朝から開いている境内の屋台のおでんで一杯やって帰る、なんてこともできました。
阪神百貨店沿いに並ぶサザエのつぼ焼きの屋台や、人気のベビーカステラやお好み焼き屋台の行列、商店街の飲食店が出す熱々の大根煮や酒まんじゅう。
こんな以前の光景がいつか戻ってくると信じて、このコロナ禍を乗り切っていきたいですね。
<ライター 杉本せつこ>
※掲載している情報は、2022.01.16の情報です。
そのため記載内容が、最新のものと異なる場合があります。

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