どうやって対策する?
現役警察官によるセミナーでサイバー犯罪の被害を防ごう!
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どうやって対策する?
現役警察官によるセミナーでサイバー犯罪の被害を防ごう!

詐欺、犯罪、いじめなど、インターネットやSNSなどの世界を舞台に、さまざまな事件が急増している今日この頃。
ネット社会に生きている私たちは、そのリスクと無縁ではありません。
それどころか、巧みな落とし穴で加害者になる可能性もあるのです。
その危険性と対策を知ってもらおうと、サイバー犯罪の第一戦で闘う警察官によるセミナーが芦屋で開かれました。

今、起こっているサイバー犯罪とその防御策を直接知る機会を。

去る7月4日、消費生活セミナー・公民館セミナーが芦屋市民会館で開催されました。
テーマは、「高齢者・若者を狙うサイバー犯罪と対策」。
お話をされたのは、兵庫県警のサイバー犯罪対策課の現役警察官。会場には小学生から高齢の方まで幅広い年代の方々が参加され、関心の高さが伺い知れました。
実際に、ネットワーク利用におけるワンクリック詐欺、アダルトサイトの架空請求、オンラインゲームの課金トラブル、プロフによるトラブルなど、サイバー犯罪は増加の一途をたどっており、年々深刻さを増しています。
スマホを持っている高校生が100%に近い今や、「持つ・持たない」よりも使い方・知識を「知らない・知っている」ことが最重要です。
今回は、1時間半の講演時間の中で、いろいろな具体的な事例とアドバイスを伺うことが出来ました。

セミナーを受講して・・・

スマホやPCなどを介して様々な事件が起こっていることは知っていても、まさか自分には!?と思いがち。
「通販サイトを利用してお買い物。買ったバッグの中に薬物が!
 知らないうちに薬物の密輸に加担していた!」
「アイドルからのメール!?つい返信してしまったら、ポイント代を購入させられた!」
「今すぐウイルスを除去してください、と表示され、慌ててクリックしたら代金が要求された!」
など…。
具体的な事例を知ることで、同じような被害の回避に繋がります。
そして、おかしいなと思ったら様子を見たり悩んだりするより、とにかく早めに警察に相談することが有効!
素人判断で被害を拡大するよりも、まずはサイバー犯罪を取り締まるプロである警察に相談しましょう。
家族に言いにくい場合も力強い味方になってくれるはずです。
子どもたちをネット犯罪から守るには、まず大人が正しい知識を知り、対策をたてることが不可欠です。
こういった防犯教室やセミナーを開催したり、参加することで、より具体的な対処法を学んでいきたいですね。

サイバー犯罪対策のためのセミナーを開催しませんか?

兵庫県警察本部サイバー犯罪対策課では、「子どもたちが利用しているSNSの実態」や偽サイトにかかる詐欺事案」などについて、最新の検挙・被害事例に基づき、分かりやすく解説し、被害防止の対処能力を身に付けるための教室・セミナー講師(警察官)を無償で派遣しています。
各対象に応じた内容でのセミナーなので、より有効な対策をのぞめます。
学校(児童・生徒・保護者・教職員)や各種地域団体で、ご検討してはいかがでしょうか?
詳しくは、サイバー犯罪防犯センター(TEL:078-351-3180) まで。

(ライター 長谷川 幸子)