-子ども達のための場所-
「浜風の家」で遊ぼう!イベントに参加しよう!
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-子ども達のための場所-
「浜風の家」で遊ぼう!イベントに参加しよう!

芦屋市の南に位置する浜風町にある「浜風の家」は、舞台監督の山形裕久さんが発案し、作家・藤本義一さんらの呼びかけで、阪神大震災から4年後に全国からの多くの寄付によって開設されました。建物は、約400平方メートルのログハウス風の木造二階建て。
海に面したオープンデッキ、自由に絵画や工作のできるアトリエ、童話や児童書のそろった図書室、インターネットができるコンピューター室、相談室などを備え、子どもたちが自由に遊べます。
さまざまなイベントも行われていて、(社)のぞみ会が運営する施設です。

子どもは自由に遊べて、ママさん達はゆっくり話せる憩いの場所

取材当日は、子連れのママさん達がお弁当持参で利用していました。「最初は、お友達と軽い気持ちでこちらの浜風の家を利用し始めました。2007年生まれの子どもを連れていたので、お友達がまた同じ年齢の子どもを持ったお友達を連れて来て、だんだん人数が増えてきました。今日は11組の親子が参加しています。
こちらは、小さな子どもたちがのびのび自由に遊べますし、親のほうも回りに気を使うことなくゆっくり他のママさんとお話できるところがいいですね」と代表の岡山さん(仮名)。サークル活動としてではなく、「浜風ピクニックしよう」と誘い合って気軽な気持ちで月に1回程度集まるそうです。今日は、浜風の家に能勢から届いた渋柿を干し柿にしよう、ということで子ども達もママさん達も急きょ干し柿作りに挑戦。「一度も作ったことがなかった」というママさん達も干し柿作りに奮闘していました。

「子ども達のための施設、ぜひ遊びにきてくださいね」

昨年(2007年)、施設長に就任した寅巴里ハッサンさんは、「子ども達のための施設なので、どなたでも来て楽しく遊んでもらいたいです。来ている子同士が友達になって、そこから発展して新しい遊びが生まれることも。季節のイベントも毎月ありますから、ぜひ遊びにきてみてくださいね。私自身は施設開設の時からボランティアとしてお手伝いをしてきました。8月には子ども達が役を決め、1ヵ月の短期間で英語のセリフを覚え、『英語劇 ムツとわたし』の実演もしました。NHK神戸で放送されたりと大きな反響がありました。
また、秋のハロウィンの時には、お隣の老人福祉施設と交流しています。仮装をした子ども達のために前もってお菓子を準備してくれている方も多く、楽しみにしていただいている方も多いようです。
今後も、日本の季節・文化を大切にする行事なども積極的に取り入れたいと思っています」と話してくれました。

イベントは毎月盛りたくさん

毎月、定期的に開催されている講座は、子ども向けの子ども絵画教室(1回500円)・子ども英語クラブ(1レッスン500円)・空手教室(月謝4,000円)などがあり、その他一般の人(大人)に開放されているものとしてはピアノ教室(1持間500円)、パソコン教室(400円)、樹脂クラフト教室(500円)・マザーズ英語クラブ(1レッスン1,000円)等があります(予約・詳細確認が必要な講座なので、事前にお問い合わせを)。
また、11月29日(土)には、たこ焼き・カレー・焼きイモ・手作り作品が並ぶバザーが開催されます。毎月定期的に工作教室が行われたり、数カ月に一度、天体観測も開催されています。評議委員の大塚さんは「小さい子どもさんはお母さんと一緒に遊びに来て、大きい子は学校が終わってかくれんぼしたり、コンピューター室で遊んだり、絵本を読んだり、勉強に来たり、いろいろな子ども達が利用しています。天体観測は、子どもより大人が夢中になりますよ。ぜひ、親子でご参加くださいね」と話してくれました。
地域とのつながりを大切にし、子どもも大人ものびのび笑顔になれる場所、そんな「浜風の家」でした。親子で、子ども達同士で、お気軽に利用してみてはいかがでしょうか?

社会福祉法人のぞみ会浜風の家

  • 兵庫県芦屋市浜風町31-2 (GoogleMap)
  • 0797-35-5700
  • 10:00~17:00
  • 月曜・日曜・祝日