窓には桜、お料理にも春!芦屋の極上和食で季節を堪能!

窓には桜、お料理にも春!芦屋の極上和食で季節を堪能!

春風に誘われてのランチはもちろん、夜のお食事にも出かけやすい季節となってきました。芦屋で10年、名店仕込みの心と技をしっかり感じられる『板垣』さんは、わざわざ予約してでも行きたい芦屋のお店のひとつ。和食という素晴らしい食文化を、ゆったりと楽しみませんか?


新店舗や移転の多い茶屋之町界隈で、今年7月に10周年を迎える『食楽 板垣』(しょくらく いたがき)さん。店主の村上大介氏は、予約の取れないお店として知られる心斎橋の懐石料理『桝田』で修業を積み、2006年7月7日に芦屋で開業されました。ミシュラン2つ星に輝く『桝田』の流れを汲み、五感に響く日本料理を提供されています。

結構しっかりした量ですが、少しずつ頂けるので、
ご高齢の方にも好評なお昼の「松花堂会席弁当」海のもの・山のものが華麗なアレンジで一皿に盛られた
「お造り八寸」

そして、お昼の「ミニ会席」(5,000円・要予約)や夜の「おすすめ会席」(6,800円)では、八寸とお造りを盛り合せた“お造り八寸”が圧巻。その華やかさに思わず「わ~!」と声が上がります。店主が選ぶ大皿は、人数によって形や大きさも様々で、時にはテーブルの端から端まであるような長いお皿で出てくることも!

オープン以来、変わらぬスタイルで愛されるのが「松花堂会席弁当」(3,000円)。美味しいものを美しく少しずつ頂けるのが嬉しい逸品です。まず、食材の組み合わせが絶妙な付出し、香り高いダシが胃袋に沁みていく椀物に続いて、松花堂が登場。仕切りのそれぞれに、旬のお造り、八寸、炊き合わせ、天麩羅が入っています。いずれもひと手間もふた手間もかかっているのが分かります。「これは何かしら?」とお喋りしながら、ひとつずつ箸をのばす楽しさは、和食ならでは。食材やあしらい、色目などに、さりげなく春を感じました。御飯、香の物、味噌汁、そして自家製デザートまで頂くと、本当に満足感でいっぱい!このメニューは、ひとつの器との出会いから始まったとのことですが、10年変わらないスタイルで揺るぎなく続けられ、多くの食通に支持されるということが素晴らしいですね。約3週間毎に内容は変わるそうで、次の季節が楽しみになりました。

店内は、店主の仕事ぶりが見えるカウンター席、テーブル席と個室で構成。特に、これからの時季には窓一面に桜が広がる窓際が最高のお花見席です。決して華美でなく、カウンターの飾り物や店主のネクタイなどに、さりげなく季節感を見つけるのも楽しい。会席料理というと、つい特別な日や記念日などのハレの日に…と思いがちですが、肩肘張らずに利用できるので、ゆっくりと食の時間を楽しめる場所としてデイリーにも活用したいですね。(※価格は税込)

シャイな村上さん。
その真摯な姿勢がお料理の一つ一つに反映しています。

日本料理食楽 板垣(閉店)

  • 兵庫県芦屋市茶屋之町4-11-2F (GoogleMap)
  • 0797-22-6825
  • 11:30-14:00(L.o)
    18:00-20:30(L.o)
  • 月曜・火曜