子どもたちと話そう、考えよう!インターネットの使い方

子どもたちと話そう、考えよう!インターネットの使い方

休校、外出自粛により子供が家にいる時間が増え、家での過ごし方が過大視されています。その中でもPC、スマホ、タブレット、家庭用ゲーム機など通信機器が溢れる昨今、これらとの付き合い方もまた課題になっています。
子どもたちのインターネットの使い方、親が知っておくべきこと、親子で注意しておくべきこと、この時期だからこそ一緒に考えてみませんか?

はじめに

SNSや家庭用ゲーム機のオンライン通信のように、現代の子どもたちは他者と繋がることに抵抗が少ない環境にあります。その中で悪意のある大人の嘘を見破るのは簡単ではなく、うっかり自身の写真、情報を送ってしまうなんてことも。
だったら強制的に禁止を!なんてことは難しいですよね。今やインターネットは、使い方次第で子どもの可能性さえ広げてくれる非常に便利なツールです。

親子でルール決めていますか?

子どもがインターネットを使用する上で各ご家庭により方針は異なりますので、絶対に正しいものはもちろんありません。例えば、使用場所はリビングならOK!であったり、使用時間は一日〇時間まで、夜ご飯以降は使わないなど充電器の置き場所等含め、親子で納得した上でのルールを決めておくといいですね。
またルールが守れなかった時はどうするのかまで決めておくと、より子どもも守りやすいかもしれませんね。

フィルタリング機能を活用しましょう

「有害コンテンツへのアクセス制限」「購入の制限」など子どもたちを守るための機能があります。各携帯キャリア会社によるフィルタリングサービスやスマホの設定から行えるフィルタリング機能など様々あるので調べてみることをおススメします。しかしこれもあくまでも一つの手段であって万能な対策とは言えません。また勝手にこの機能を設定するのではなく、こちらも親子で話し合った上で必要性をきちんと伝えることが大切です。

公的機関の情報をチェックしてみましょう

スマホやネットの使い方について文部科学省も注意喚起をしています。
また、インターネット上の悪口、無断掲載などの相談窓口として法務局による子どもの人権110番(全国共通)0120-007-110や、インターネット人権相談窓口が設置されています。

おわりに

子供のインターネット使用に対して頭ごなしに否定するのではなく、なぜこのルールを決めておく必要があるのか、なぜこの設定をしておく必要があるのか、しっかり説明できるように親側もきちんと学んでおくことが大切です。
子供が隠れてインターネットを使用し、とんでもないことが起こったなんてことがないように、普段から共通の問題意識を持ちつつ親子のコミュニケーションツールとして楽しく使っていけたらいいですね。

〈ライター 北島志保〉