新型コロナウイルスのこと、考えよう予防しよう

新型コロナウイルスのこと、考えよう予防しよう

新型コロナウイルスの感染が身近な問題になり、早1か月が経とうとしています。休校になった子供たちをもつ親御さんも、もちろん子供たち自身もしんどいことの多い一か月だったのではないでしょうか。
筆者も小学生の子どもを持つ働くママなのですが、急な生活の変化に戸惑ってきました。今回のキッズ黒帯はそんな新型コロナウイルスを知ることから、予防、対策についてお届けします。

子どもが熱を出した!風邪と新型コロナウイルスの違いは?

日本小児学会によると、以下のように記載されています。
新型コロナウイルス感染の軽症者に対する特異的な治療法はありません。今の段階では、呼吸数が多い、肩で息をする、呼吸が苦しい、唇や顔の色が悪いなど、肺炎を疑う症状があり、入院加療が必要と考えられる場合を除いては、新型コロナウイルス感染症を心配して医療機関を受診することはお勧めできません。
 なお、厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症を疑う基準では、「37.5℃以上4日」とありますが、この基準では、小児の「風邪」の多くが当てはまってしまいます。この基準は成人・高齢者では適当ですが、小児では実際的ではなく、帰国者・接触者相談センターへの電話の機会を増やし、回線が通じにくくなる可能性を高めます。
 小児では、原因不明の発熱が続く、呼吸が苦しい、経口摂取ができない、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、速やかに医療機関を受診してください。ただし、小児であっても濃厚接触者や健康観察対象者である場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センターにご相談ください。


また、藤田医科大学微生物学講座・感染症科では、感染症科メンバーが藤田医科大学病院と岡崎医療センター(クルーズ船受け入れ)に分かれ、新型コロナウイルスの対策にあたっています。岡崎市教育委員会からのリクエストを受けて、小学生にコロナウイルスについて知ってもらうための資料が掲載されています。とても分かりやすいのでお子様とぜひ読んでみてくださいね。

手あらいのうたで楽しくしっかり手洗いしよう♪

ハンドソープのビオレUでおなじみの花王株式会社やキレイキレイでおなじみのLIONなどのHPでついつい口ずさんでしまうような楽しい手洗いのうたが配信されています。子どもたち大好きYou Tubeにも検索するとたくさんの歌が配信されていますね。ただ「手洗いしてね~」と声かけするのではなく、一日に何度かある手洗い、せっかくなら親子で一緒に歌いながら楽しく洗いませんか?

※画像はSARAYA「出来ていますか?せいけつ手洗い」のページより

マスクの付け方をもう一度チェックしてみましょう!

マスク不足が騒がれる中、子どもでもいまや咳をしているとマスク必須、親のマナーが問われるような風潮ではないでしょうか。
子供同士遊ぶ距離はどうしても近く、咳をする時とっさに手を当てられないお子さんもいるのでしょうがないのかもしれません。
前提にあるのは、「咳やくしゃみなどの症状のある人は積極的にマスクをつけましょう」ということです!

この機会に正しい付け方を親子で確認してみましょう。
①マスクをつける前に手を洗う
②マスク表面のひだを伸ばして鼻からあごまでしっかりと覆う。
③鼻の部分は、ワイヤーを折り曲げて隙間のないようにする。(鼻やあごを出してマスクを着用すると、効果は見込めない)

万が一新型コロナウイルスに罹ったら・・・連絡先は??

兵庫県のホームページから、暮らし・教育>健康・福祉>感染症で新型コロナウイルスの対応について記載がされています。24時間対応のコールセンター番号をはじめ様々な情報が掲載されています。

また芦屋市の新型コロナウイルス、学校・園、イベント、福祉、施設に関する情報はこちら
Coronavirus Information in Multi-language 外国語(がいこくご)でのコロナウイルスの情報(じょうほう)はこちらから。
このような情報を知っているだけでも強みになります。デマに流されず、慌てず対応しましょう。

おわりに

芦屋界隈でのイベントも次々に中止になり、楽しむ機会が減りましたね。
自粛ムードが続き、マスク、アルコール液、食材買い占めなど暗い話題が続いていますが、小さな楽しみを大切に。
こんな時だからこそできること、やれること親子で考えていけたらいいですね。
楽しいイベントを来月はご紹介できますように。今後新型コロナウイルスの早急な終息を望みます。

〈ライター 北島志保〉