新しい交通ルールを守って、安全に自転車に乗ろう!
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新しい交通ルールを守って、安全に自転車に乗ろう!

2013年12月1日に道路交通法の一部が改正され、自転車のルールも変わりました。
どんな風に変わったか、知っていますか?
正しいルール・乗り方を親子で再確認して、
自転車事故の被害者にも加害者にもならないようにしましょう!

自転車の路側帯通行は左側に!

 今回の改正では、自転車の路側帯通行に関するルールが変更になりました。自転車で路側帯を通行する時、道路の右側部分に設けられた路側帯を走ることが禁止となりました。違反した場合は、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられます。
 路側帯とは、歩道がない道路で、道路の端に設けられた歩行者や自転車の通行スペースのことで、車道とは白線で区切られています。これまでは、自転車は左右どちらの路側帯も通行することが出来ました。しかし、今は路側帯も車道と同じように左側通行となりました。これは、自転車と車両で一番多い出会頭の事故を防ぐためです。

自転車安全利用の5ルールを守ろう。

 子どもにとって自転車は便利で速くて気軽な乗り物。でも、自転車は軽車両に分類され、クルマの仲間であるということを認識しましょう。だから、法律で守るルールがあり、道路標識・標示にも注意しないといけないのです。でも、まだまだ運転に集中しなくてはいけない子どもには、ルールの把握や道路標識・標示の確認はなかなか難しいこと。そこで、まずは自転車を安全に乗るための5つのルールを忘れないようにしましょう。

自転車安全活用五則

  1. 自転車は車道が原則、歩道は例外

    歩道と車道の区別があるところでは、車道通行が原則です。ただし、通行OKの表示があったり、危険な場合や、13歳未満の子どもは例外になります。

  2. 車道は左側を通行

    自転車は道路の左端に寄って通行しなければなりません。

  3. 歩道は歩行者優先で、車道よりを徐行

    歩道では、すぐに停止できる速度で、歩行者のじゃまになる時は一時停止しなければなりません。

  4. 安全ルールを守る
    • 信号を守る
    • 交差点での一時停止と安全確認
    • 二人乗りや並んで走るのはダメ
    • 夜はライトを点ける
    • 飲酒運転禁止
  5. 子どもはヘルメット着用

    児童、幼児の保護責任者は、乗車用ヘルメットをかぶらせましょう。

これらのルールを頭に入れた上で、いつも通る道を親子で実際に確認してみるのもお勧め。また、自転車に慣れてきた子どもがどんな風に運転しているか、一度チェックしてみては?

まさか!のために自転車保険への加入を!

 芦屋警察署交通課によると、芦屋市内での昨年1年間の子どもの自転車事故は計18件で、前年より増加しています。自転車で相手に死亡・ケガをさせてしまい、高額な賠償を負った事例はニュースでご存じでしょう。ちょっとした不注意が、死傷者を出す重大な事故につながる可能性もあります。そのためにも、自転車を利用する方は自転車保険に入ることがお勧め。  自転車事故による損害賠償をカバーできる保険は、個人賠償責任保険です。火災や車等の保険、障害保険に特約で付けられるので手間を惜しまず加入したい。また、自転車店で点検・整備を受けた安全な普通自転車を示すTSマークに付帯した保険は、有効期限が1年なので期限切れには要注意!備えあれば憂いなし!ですね。

KIDS自転車クイズ 間違っているのはどれかな?

  • Q1.自転車は原則的に道路の右側を走る。
  • Q2.前を歩いている人にベルを鳴らして追い抜いた。
  • Q3.広い道なのでお友だちと話しながら並んで走った。
  • Q4.上手に乗れる自信があるのでヘルメットは着用しなくていい。
  • Q5.夜でも明るい場所では、自転車はライトを点けなくてもいい。
  • Q6.「止まれ」の標識で車は必ず止まらないといけないが、自転車は止まらなくてよい。

答えは…全て×!全部わかったかな?

いろいろな道路区分や標識があって大人でも見逃しがち!
毎年秋に開催される自転車交通安全教室などにも参加して、交通ルールやマナーを再確認しましょう!

取材協力:芦屋警察署交通課
(ライター 長谷川幸子)