夏休みを利用して、芦屋の自然を調査せよ!
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夏休みを利用して、芦屋の自然を調査せよ!

さあ、夏休み!学校や園が長期休みになるこの時こそ、いつもと違う角度から“芦屋”をみてみませんか?
今回は、夏休みの自由研究にも役立ちそうな、親子で楽しめる芦屋の自然散策についてとりあげてみました。

芦屋の自然散策は…

ゆるやかな水の流れや草花などを眺めていると、なんだか心が穏やかになります。子どもと一緒に散策する時には、そこから一歩踏み込んでみて、川や海に住む生き物を探してみたり、草花や虫たちを観察してみたり・・・。
忙しい日々に、通り過ぎてしまうだけだったものに目を向ける時間の余裕ができるのも、夏休みならではのこと。北には六甲山脈、中央には芦屋川、南に行くと、芦屋浜・・・。
ぜひぜひ、芦屋の素晴らしい自然に触れる機会をつくってみてくださいね。

芦屋の自然本

芦屋市内の小学校に通う小学生なら、みんな持っている自然観察ガイドブック『芦屋の自然』。(小学3年生になったら授業で使うそうです)この本は、市内の各ポイントごとに、それぞれの季節にそこでみられる植物や鳥・昆虫などを写真付きで解説しており、市内散策やハイキングのお供に最適です。
芦屋の自然情報がぎゅっと詰まった、まるで“小さな植物&魚図鑑”のようでもある、知る人ぞ知るお役立ち本です。自然散策の際に携帯しやすいサイズが嬉しいA5判。芦屋市役所の売店、案内カウンターで購入することができます。

『芦屋の自然』
市内の各所でそれぞれの季節で見られる植物や鳥・昆虫が丁寧に解説されています。

『芦屋の自然』より抜粋・・・

◆いろいろな植物が見つかるJR上の河原
市街地を流れる芦屋川の中で、JRのトンネルの上の河原(人工)は、とても面白い所です。この川のほかの流域では見られない植物が、ひょっこり現れるからです。例えば、コガマ、ヒメガマ、ミソハギ、イタチハギ、ハンゲショウなどが見られます。(中略)どうしてこの場所に出現するのかははっきり分かりませんが、おそらく阪急芦屋川付近から大正橋までは川底が三面張りで、流速も早く土砂が堆積されにくいのですが、ここにくると川幅も広く平坦面も広くなるため、土砂がたまりやすいのと、その中で運ばれてきたいろいろな植物の種子などが芽生えるためではないかと考えられます。


◆芦屋のカラスが2種類あるのを知っていますか?
(省略)よく見かけるカラスはハシボソガラスで、高座の滝付近など少し山地に入ったところでよく目に付くのはハシブトガラスです。両者の区別点は、ハシブトはハシボソより体、くちばしが一回り大きいのと、決め手はハシブトは額とくちばしがはっきり段をなしていることです。(中略)市内では、両者はしばしば混在してみられますので一度皆さんで見分けてみて下さい。

芦屋の楽しい自然情報がたくさん詰まった『芦屋の自然』。著者の古市恵一先生にお話をお伺いしました。「芦屋は、阪神間の中でも非常に豊かな自然に恵まれている街です。山も川も海もあり、色々な自然を見つけることができます。まずは芦屋川沿いを散歩しながら、気楽に自然に触れてみてはいかがでしょうか?」

芦屋の自然観察イベントに参加しよう

芦屋市では、自然と触れ合うことができるさまざまなイベントが開催されています。
親子で参加してみてはいかがでしょうか?

仲ノ池自然観察会(第5回)
日時:2009年7月25日(土) 午前9時~正午(雨天時 26日 日曜日に順延)
自然生態観察公園として整備された池では、水生の動植物のほか、
野鳥や昆虫など豊かな生態系を観察することができます。
お問い合わせは都市環境部環境課(0797-38-2051)まで。

③古市景一と楽しむ・親子自然ウォッチング
日時:2009年8月4日(火) 午前9時~午前11時半頃
場所:阪急芦屋川駅北の開森橋付近の芦屋川
集合:阪急芦屋川北側広場に午前9時集合
対象:小学1年生~6年生(保護者同伴で)、30名
申し込み先:教室名とコース名、住所、氏名、学年、電話番号を記入の上、ハガキかfaxで7月23日までに申し込みが必要。
    宛先:〒659-0068 芦屋市業平町8-24 公民館 
   または tel0797-35-0700 fax0797-31-4998


自然観察会の様子。親子で参加して芦屋の自然に触れてみては?